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神宮一塁側問題に思うスワローズファン目線での球団経営者への期待

▼皿▼一塁側をちゃんと埋めることができるように

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神宮一塁側問題に対して衣笠社長が初めて語った。

今回のルール改定に関して、衣笠剛球団社長(68)は「球団の方で交通整理をしたということ。一般内野席は買えるのですが、ヤクルトファンから見て、目に余るという声が多かった。なので着用規制をかけました。あの区画でビジターユニホームを着て応援するのは遠慮してほしいと」と説明した。 

 まずこのことに対して社長自ら言及したことは大きな進化だと思う。そしてまずはその問題に対してちゃんと着手をしたこともありがたい事だと思う。その上でいくつか気になる点があった。あくまで「いちファンのイチャモン」として聞いてほしい。

1.マナー問題に対して引用したのが甲子園での広島阪神戦という点。

(中略)その様子をニュースなどで知り「甲子園のライトスタンドであんな事が起こるというのは、我々の世代では考えられない。普通はライト側はビジターユニホームは着ないというのが分からないファンの方もいる」と、球界全体に広がっている問題と痛感。

その前にスワローズの社長さんなら痛感すべき試合はあったはずですよね?

広島戦神宮の一塁側はあんなもんじゃなかったし外野では警察沙汰もあったと聞いている。それなのに何故かこういうときにスワローズと関係ない試合の話をされると当事者意識が薄いのではないかと感じてしまうのですよ。

その上でもう一つ

衣笠社長は「お客さんの入りが少ない頃は入ってもらえただけでうれしかったけど、これからはいろんな人が楽しめる球場作りをしていきたい」

うーん。経営者としての本音なのかもしれないがプロ野球チームの球団社長の発言としてはなんとも情けない発言だなぁと。相手チームのファンで埋まった球場を悔しく思えないのかなぁと考えてしまった。

衣笠社長の元で観客動員を伸ばしてきた実績は間違いないし、2012年当時と比べてグッズ面やファンクラブなどで他球団にも負けないものを作り上げたことは感謝してる。だからこそ衣笠社長には今ある問題ごとに対し、目線をスワローズファンに向け、ファンが前を向けるような言葉を紡いでいただきたい。

 

一方で現場がファン側を向いているのも感じている。

漫画ゴラクが出している「がっつり!プロ野球」という雑誌で連載されている「長谷川晶一が球団に直撃取材してきました!」のコーナーでスワローズ営業部・営業企画グループの金木寛之氏のインタビューが載っている。ファンクラブは年々充実している分野で興味深く読ませてもらったが特に金木氏がビジター会員の件対して語った言葉が印象的だった。

ビジター用のFC新設は個人的には考えていません。ただ、一塁側がビジターファンばかりで埋まってしまうような状況は、必ずしもヤクルトファンにとって望ましいとは思っていません。もちろんビジター会員を作るメリットがあることも理解していますが、あくまでも神宮球場はヤクルトの本拠地であり、他球団ファンの会員を募集する前に、ヤクルトファンのためのFCを充実させたいんです。

 引用元

 

▼皿▼この言葉が社長の言葉として欲しいのですよ。

金木さんはまだ今年転職組らしいがその前からスワローズの事をよく見ていたんだなぁと心から感じる。金木さんのようなファンと目線が近い現場職員が他の分野でも増えているのならもっとスワローズは良くなってくれるはずだ。