マモノ▼皿▼コラム

スワローズにまつわるアレやって欲しいとかそういうことを語る場

僕達は赤傘の何に怒りを覚えているのだろうか。

事の起こり

www.daily.co.jp

広島が23日、「赤いシリーズ2016」の第2弾として、6月30日(木)ヤクルト戦で、「赤いミニ傘」を来場者全員にプレゼントすると発表した。同企画は昨年から実施。ヤクルトの「赤い傘」も2回目だが、傘をよりコンパクトに、かわいく仕上げたという。

 赤いシリーズは、昨年から始まった好評企画。他球団に敬意を示しながら応援で使用するグッズをモチーフに、赤バージョンを作製して、来場者全員にプレゼントする。

 

昨年の様子

ちなヤクは今回のカープの傘企画どう思っとるんや? : なんJ(まとめては)いかんのか?

それなりにトラブルもあったとは思うのですが、広島側に問い合わせた人によれば反対意見は無かった」とのことでした。

 

勿論ヤクルトファンも一枚岩ではないので、気にしない人だってそれなりにいます。
ただそれが多くないのも確か。

一応確認のためにアンケとりました。

 勿論自分がやっている以上完璧に公平とは言えません(カープファンも投票できるしね。)が500票超えのアンケで現状敬意を感じているスワローズファンはかなり少数ということがわかりました。

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公式より。この画像で敬意は感じないよね。公式には特に敬意的になもの書かれていないのでデイリーの早とちりかもしれませんが。

僕たちは赤傘の何に怒りを覚えているのだろうか

ひとつはヤクルト応援の代名詞である傘を適当に配布されたことはあるでしょう。これに関してカープファン的には「元祖を語るならトランペットによる応援はうちが元祖だからやめろよ。」と反論をする方もいるようです。ただそれを言えば鳴り物応援の元祖は・・・って話・・・まぁ起源主張は不毛だし問題はそこではないんだと思います。

ヤクルトに取っての「傘」は応援うんぬんというよりはカープさんで言うところの「樽募金」に近いものだと思います。

carp-history.com

戦後復興期の広島市民がお金を出し合って球団を作り上げたという「物語」。

それと同じものがヤクルトの「傘」だったりします。

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当時、閑古鳥の鳴いていた神宮ライトスタンドを盛り上げようとした応援団長。岡田団長の奮闘ですこしずつファンが増え始め、それが最初の優勝に繋がったというファンが大事にしている物語を「軽く扱われている」と感じた人が多かったのかなと思っています。

だからカープで例えると樽募金を真似て「ポリバケツ使って募金活動しようぜ!」と軽いノリで球団がやってるみたいな。

カープ女子やら男気ブームやらで全国的な人気球団になったチームが金にものを言わせて傘を配り、応援席を赤で染めようという企画に敬意と言われても疑問を感じざるをえないです。スワローズが傘を始めたきっかけを知っているならなおさらです。

まぁそれでも江戸っ子の岡田団長がご存命なら「その分声だしゃいいじゃねーか!」とか言うかもしれませんがね。野球の応援は一種の宗教。キリストの声だって一筋縄ではいかないのと同様に結局残された者一人ひとりがどう受け取るかにかかっているのかなとも思います。

 

球団の対応への疑問

 

 だそうで。勿論相手側が勝手にやる事だから反対しづらいのは分かる。が、そもそも傘応援自体が球団主導ではなく岡田団長の始めたもので球団がそれに乗っかって商品化した経緯がありましてね。

以前には相手チーム用の傘を作っちゃった事がありまして、

ch.nicovideo.jp

これで懲りるかと思ったんだけどね・・・。球団とファンで「傘」への「思い」に差がある事が残念でならないです。

 

個人的には高校時代から応援している塹江投手がカープにいるんであんまり広島とは険悪にはなりたくないのですよ。